よくばりたびこさん

わたしがフランスから持ち帰った8つのこと (後編)

こんにちは、よくばりたびこのチカです。
前回に引き続き、私がフランス生活から日本へ持ち帰ったモノや習慣、考え方を紹介します。
エコで合理的でシンプルでおしゃれなフランス。今回は後半の3つ。

わたしがフランスから持ち帰った8つのこと(前編)こんにちは、よくばりたびこのチカです。 今となればわずかな期間だったけれど、31歳のまる一年をフランスですごした。 もともとフラ...

ホットワインをおうちで


フランスをはじめとするヨーロッパ冬の風物詩といえばクリスマスマーケット。
ストラスブールのmarche de noel (マルシェ・ド・ノエル=クリスマスマーケット)はヨーロッパで一番古いといわれるほど有名で、マナラという人の形をしたパンやプレッツエルといっしょにホットワインを飲むのがおきまり。
さむーい外でもホットワインを飲めば体が芯からあたたまるし、カップのぬくもりで手をあたためながら小屋を見てまわるのが楽しかった。

そんな外のイメージのあるホットワインだけど、わたしは家の中で飲むのもすき。
休みの前の日、大きめのブランケットにくるまって、すこうし照明を落として、ホットワインをのみながら夜長をたのしむ。
すてきなイメージがわいた方はぜひ作ってみてください。

かんたんホットワイン

【必要なもの】
・甘めの赤ワイン…300ml(サントリーとかメルシャンとかお手頃なもの推奨。だいたい甘いから。)
・オレンジジュース…50ml程度(お好みで調節 ママレードでもOK)
・砂糖…大さじ1(お好みで調節)
・シナモン…適量(スティックがあれば最高!)
・ほか、八角やグローブなど用意できるスパイス適量(最低限シナモンがあればOK)

【作り方】
鍋に材料を入れて火にかける。
お好みの味になるように調節したら、できあがり!

マルシェでは、大きなお鍋で作ります
プレッツェルはストラスブールの名物

 

おしゃれは基本のワードロープとzaraでつくる


ホームステイ先のマダムは50代の後半といったところだったと思う。
こなれた革のハンドバックや靴、何度も洗われたようなリネンのショートパンツなど、何年も持っているものをたいせつに使う様子はまさに想像するフランス人だった。
中でも、ダークな色あいに軽やかな素材、それに薄いドットの入ったストールがとてもすてきに見えた。
「それ、すごく良いですね」と伝えると、返ってきたのは、「zaraで買えるわよ」だった。

マダムはものを大事にする。
だけどおしゃれを楽しむために、ファストファッションも惜しげなく取り込む。
それはたぶん、手持ちのワードロープに一定のリスペクトをもちながら、ファストファッションだとかハイブランドだとか、古着だとか新品だとか、気にしないで自分に似合うものを身に着ける。
いいものはいい。自分に似合うものはこういうもの。
それがわかっているのってかっこいい。

帰国してからは、長く使えるものを基本のワードロープとして少しずつそろえながら、時期のおしゃれを楽しめるアイテムをちょこっと足すようにしている。
自分に似合うものを、見つけたいなと思いながら。

お店では「こんにちは」

小さなお店や、店主との距離が近いお店など、入店時になんとなく居心地の悪い思いをしたことはないだろうか。
これは、わたしたち日本人が店員に挨拶をする習慣がないからではないか、と思う。
フランスでは店に入ると必ず客もBonjour(こんにちは)とあいさつするが、このやりとりはただのテンプレートではない。
挨拶をすると、店員であろうがホームレスであろうが一人の人間として認めることにつながる。
そう、店員は空気ではない。なのに見えないものにしようとするから居心地が悪くなるのだ。(と思う)

それじゃあ日本でも挨拶をしてみたらいいかもと思い、小さな古本屋さんや路面店の服屋さんに入ったときなど、無言で入らずに控えめに「こんにちは」というようになった。
そうすると良いことがもう一つあった。
わたしは店員さんに話しかけられるのが苦手。話しかけられたらこたえなければならないが、そのテンションを作るのが難しい。
ただ先に「こんにちは」と言っておけば、その後断るにしても言葉がするりと出てくる。
退店するときも逃げるように出ていく必要はなく、「ありがとうございました」と言うか軽く会釈して失礼すれば良いだけだ。

[さいごに]フランス人は10着しか服を持たない?

フランスに住んで以来聞かれるのがこれだった。フランス人は服を10着しかもたないってほんとう?と。
実際、10着しかないのでは…?と思うくらい少ない人は思い当たるけど、ファッションに興味のなさそうな男性ばかり。
パリに長年住んでいた女性に聞いてみると、これは「迷信」で、衣料品が高価だった時代にはワードロープを厳選し、着まわしていたとのこと。
たど現在もなお、この考え方はフランス人の根底にあると思う。

すてきなモノがたくさんあって、おしゃれな人がたくさんいる、フランス。
一方で、飾り気はないけれど 合理的なシステムがシンプルで心地よい生活をつくりだせるのもフランス。
それは彼らにとっては習慣であり、私たちにとっては新鮮な魅力である。

今回、紹介したフランスの「キラキラ」と「合理性」。
どちらもフランスの魅力であり、わたしはどちらも好き。
読んでいるみんなにも気にいるものがあれば嬉しいなと思っている。
冬支度がすんだ週末に、ラジオを聴きながらホットワインを飲んでみるの、いかがかしら?

※ Instagram の @minichika で、過去写真よりフランス生活の様子がすこうし垣間見えます。よければどうぞ!

 

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ストラスブールの夜は素晴らしいと思うの。

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フランスのストラスブールに1年滞在した経験から、ヨーロッパの旅が得意。町をぶらぶらして猫を追いかけたり、地元のビールを探したりするのがすき。アジアなら、京都の喫茶店と台湾の夜市にすぐ行きたがる。 ヨーロッパで買いつけたヴィンテージアクセサリーのwebショップ、pin rouge(パンルージュ)を運営。「ヴィンテージアクセサリーでいつもの服が好きになる」がコンセプト。