フランス

わたしがフランスから持ち帰った8つのこと(前編)

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こんにちは、よくばりたびこのチカです。

今となればわずかな期間だったけれど、31歳のまる一年をフランスですごした。
もともとフランス、とりわけパリが好きで30歳の節目に仕事を辞め、フランスに住んでみることにしたのだ。
それならパリ以外も見てみたいとドイツとの国境、ストラスブールを住まいに選んだ。
最初はただおしゃれに見えていただけのフランス生活だが、暮らしてみると奥深いものが見えてきた。
ホームステイ、シェアハウス、一人住まいのアパルトマン。
様々なスタイルで暮らした経験から、日本に持ち帰った8つのことを紹介したい。
まずは最初の5つから。

何はともあれまずアペロ!

フランスにはアペロという習慣がある。夕飯の前に軽くお酒を飲んだりおつまみを楽しむのだ。日本語でいうところのゼロ次会だろうか。(もう死語だったらかなしい)
フランスのアペロはカフェやブラッスリーに入るけれど、日本ではあこがれのワインバーにいってみたり、度数高めのクラフトビールを楽しんでみたり、「ちょこっと寄りたい」場所に行くのにぴったり。
わたしはアペロしたい!というときは事前に友達にも伝え、ごはん用のお店の予約時間を遅くしておくようにしている。
アペロは、これから楽しい時間だ!という高揚感で胸がいっぱいになるひととき。

ラジオミュージックアプリのFip

今や日本にいてもネットがあればフランスのラジオは聞ける。
気に入っているのはFipという音楽ラジオで、スマホからもPCからも聞けるのだ。
EN DIRECT SUR FIPがリアルタイムの番組で、フランス国内のpopsが主だ。そのほかにROCKやJAZZなどジャンルがあり、それぞれ途切れることなく流れてくる。
BGMのように聞けるので、コマーシャル入りのyoutubeよりもよっぽどストレスがない。また、気になる曲があればタイトルやジャケットを確認することができるのもうれしい。
ちょっと気分を変えたいとき、ぜひ試してみてほしいと思う。
https://www.fip.fr/ Fip radio で検索を。)

アプリの画面

 

the vert(テ ヴェール/緑茶)の香り

緑茶の香りってどんなでしょう。日本人なら思い浮かべることができる人も多いはず。
では、フランスのthe vert(テ ヴェール / 緑茶)の香りってどんなでしょう。
それは日本の緑茶とはまるで違う、けれどフランスの魔法にかかったさわやかですてきな香り。

出合いはホームステイ先のマダムが、日本でも展開する「ロジェ・ガレ」テヴェールのボディローションを使っていたこと。
すすめられるままに使ってみると、全身がふうわりさわやかで甘い香りにつつまれる。
「緑茶」は飲むものという固定概念は、これに出合ってからすっかり変わってしまった。

ロジェ・ガレのボディローションは、ミルクタイプで香りが持続するのがうれしい。寝る前につけると、ベッドの中にふんわり香りが閉じこもる。それはそれはしあわせな気持ちになれるのだ。

ところが先日のこと。テヴェールのボディローションは販売が終了したことがわかった。
ここで紹介するべきか迷ったのだけれど、ハンドクリームやパフュームなら販売しているし、別メーカーでもルームディフューザーの緑茶がやはりとても良い香りだったので、緑茶の香りってすてきよ。と知ってもらいたかった。機会があればぜひ試してみてほしい。

実は、画像左奥のキンモクセイ「オスマンティウス」もすき…。

 

トイレにはごみ箱をおかない

ホームステイ先で、まず戸惑ったのがこれ。トイレにごみ箱がないのだ。
どうしてなのか聞いたことはない。でもフランス人と結婚した友人にきいても、彼の実家のトイレにもごみ箱がないと言っていたので一般的なのかもしれない。

しかし慣れてみると特に問題ないし、むしろ良い面が見えてくる。
トイレで出たごみは、ペーパーにくるんで、(必要ならばさらに、捨てちゃう紙やビニールにくるんで)洗面所のごみ箱に捨てる。
たったそれだけなので、これまでに困ったことはない。
むしろ、トイレのごみ回収は忘れられがちで、忘れると逆に不衛生なのがやっかいだったし、ほこりもたまりやすいので存在自体が好きじゃなかった。
それがなくなってすっきりしたので、日本に帰国してからも、わたしはトイレにごみ箱を置いていない。

箱ティッシュを置かない

フランスにはごみ箱どころかティッシュもなかった。はなをかむひとは長細いポケットティッシュをもっている、それくらいだ。
こちらは慣れるのには少し時間がかかった。部屋にティッシュがないので、ふきんを使ったり水でながしたり、1枚のキッチンペーパーをぐちゃぐちゃになるまで使ったりした。そしてこれまでいかに自分がティッシュを使っていたかがわかってしまった。
洗面所の周りで、食事の最中に、メイクの後に、いったい1日で何枚のティッシュを使っていたのだろうか。
帰国してみつけたのは、半分サイズもしくは2/3サイズのティッシュだ。よく考えたら、1枚のティッシュ、端から端まで使わない。それなら半分でも十分なのだ。
今はまだ売っている店が限られるけれど、これからどんどん普及してほしいなと思うものの一つだ。

真ん中が2/3サイズのティッシュペーパー。これはホームセンターのカインズで売っている。

 

ホームステイ先の朝食。フランスではパンにお皿を使わないので、ティッシュペーパー兼、お皿としてキッチンペーパーを1枚使っていた。

<後編に続く>

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チカ
フランスのストラスブールに1年滞在した経験から、ヨーロッパの旅が得意。町をぶらぶらして猫を追いかけたり、地元のビールを探したりするのがすき。アジアなら、京都の喫茶店と台湾の夜市にすぐ行きたがる。 ヨーロッパで買いつけたヴィンテージアクセサリーのwebショップ、pin rouge(パンルージュ)を運営。「ヴィンテージアクセサリーでいつもの服が好きになる」がコンセプト。
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