よくばりたびこさん

【台北】思い掛けず楽しかった淡水線・石牌駅のこと

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よくばりたびこの よりえです。
少しだけ連休ができた時にも「ちょっとそこのカフェまで」と似ている感覚で、気軽に旅立ててしまうところも台湾の魅力の一つだと思っています。
そんな私も新しい年を迎えて少しした頃に、ふらりと台北へ癒されに行ってきました。

初めての石牌駅

淡水線といえば観光客にも馴染みのある赤いラインのMRTです。
その中の一つである石牌駅。「行ってみたい朝ごはん屋さんがある」という理由だけで降りてみたいなと思っていた駅でした。
そんな些細な理由を想い出しては降りてみることにしました。

淡水へ向かうMRTは民權西路駅を過ぎた辺りから地上へと出ていき、空が広くて風通しの良い街並みを見渡せるようになるあの瞬間もとても好きです。

初めての駅で降りる時はいつも冒険心をくすぐられます。
漢民族と原住民の集落の境界線の基準として置かれていた石碑が今も残っていることから駅名にもなっているそうです。
朝の優しい陽射しを浴びて爽やかな風に吹かれながら、目的の朝ごはん屋さんへと向かいました。

気になっていた朝ごはん屋さん「香波羅」

ローカルなパン屋さんという印象でしょうか。地元の人々が次々とやって来ていたので、どうやら人気店のようです。

店先に並んでいる様々な種類のサンドイッチやおかずパンがどれも美味しそうでした。

お店の名物がハンバーガーだそうで、私はそれをいただくことに。奥に飲食スペースがあったのでそこに腰掛けていただきました。
美味しさに夢中であっという間に食べ終えてしまったので、残念ながら写真を撮っていないのですが。
注文をしてから作ってくれるハンバーガーは、丸くて大きなふわふわのパテに甘いタレをからめた焼きたてのお肉と作りたての卵焼きがサンドされていて。どこか懐かしくてシンプルなのだけど、食べ応えもあって真似の出来ない美味しさでした。
持ってきてくれた媽媽の優しい笑顔と合わせて心に残っています。

心地良さを感じながら清々しい気持ちでお店を後にしました。
そうして後にしたお店は、ふとした時に想い出してはまた行きたくなるものです。

引き寄せられるように市場へ

朝ごはんを食べ終えて歩いていると、向こうの方に気になる風景を見つけました。

歩いていった先で待っていたのは地元の人々で賑わう市場でした。
市場を見つけると引き寄せられるように覗いてみたくなりませんか?

日本でも馴染みのある野菜や果物でも、台湾で見かけるものは伸び伸びと大きく育っていたり、より鮮やかであったりします。
南国の太陽を気持ち良く浴びて喜びを感じながら大らかに育った食材たちの生命力と秘めた栄養。それらを食べて暮らしている台湾の人々の人柄に通じるものを感じます。

ちなみに私は台湾で初めて糸瓜を食べて、その瑞々しさと控えめな美味しさに感動してしまいました。

何気ない場面すらもあったかくて和んでしまいます。

台湾の新しくて洗礼された部分ももちろん魅力的だけれど。台湾の人々の生活感が色濃くて昔から変わらずにそこにあり続けるものにも尊さを感じます。
私はどちらの台湾の顔にも惹かれてしまいます。

知りつくせない台湾の魅力

何となく降りた駅や行った先が思い掛けず楽しかったり、新しい発見が待っていたりもします。
何度も訪れている台北やその近辺だけでも知らない場所や知らないものがまだまだたくさんあるものだなぁって、今回の旅を通して改めて感じました。
縁が無ければ通り過ぎてしまうような場所にも台湾の魅力が隠れているし、そう考えると知りつくすことは不可能なんじゃないかなと思います。
だからこそ何度でも訪れたくなってしまうし、何度訪れても新しい顔を見せてくれる台湾の虜になってしまうのかもしれません。

自分自身の「好き」という気持ちに正直に、今後も行くべきタイミングで行きたい場所へと旅立ちたいです。
いつも何事も無く旅を楽しめていることに感謝しながら。

最後まで読んでいただき、
ありがとございました★

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ABOUT ME
よりえ
旅と写真とお茶の時間を愛する介護福祉士。台湾と粉ものが好き。フィンランドとイギリスにまつわるものにも惹かれがち。旅先ではカフェや路地裏散歩をしながらのんびりと過ごす時間が欠かせない。